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ハリウッド映画堅調、ということなのだが、さて日本はというと、ここ数年、あんまり芳しくないよね、という評価である。そもそもハリウッド映画という意味では2年どころではない。韓国映画が洋画界を支えた時期もあったがさすがに続かず、昨今は邦画優勢の感が強い。松竹、東映が伸びてくれば、邦>洋が当たり前の図式に再び戻るだろう。今年の夏もハリウッドブロックバスターが、韓国映画館街を占領する見込みだ。初めのテープを切った『アイアンマン』(4月30日公開)は460スクリーンを占領し、公開2週目で560のスクリーンに拡大上映している。『アイアンマン』はこのような勢いで公開9日目に200万観客を動員して、興行突風を起こしている。8日公開した『スピード・レーサー』は 350スクリーンで、2日目で21万観客を動員し、ハリウッドブロックバスターの空襲に力を加えている。『スピード・レーサー』の映画関係者は「一般上映館250、デジタル上映館100、アイマックス3館の計350スクリーンで公開した。今週の成績によって、週末には400館に増えることが予想されている」と明らかにした。
これに比べて同じ日に公開された韓国映画『ビースティー・ボーイズ』は『アイアンマン』の半分である277スクリーンで出発し、週末までに62万観客を動員した。『横負歌』も320スクリーンで公開され、9日までに21万観客を動員した。『横負歌』の関係者は「320の劇場で始めたが、現在は観覧客がめっきり減った。9日までに21万観客を動員したものの、正確な集計は出ていないが、週末まで30万も難しいようだ」と吐露した。『ビースティー・ボーイズ』の関係者は「『スピード・レーサー』の公開で、多大な影響を受けた。270館で公開した『ビースティー・ボーイズ』は、それでも健闘している」と伝えた。
一方で、ハリウッド映画の不調を、日本での公開の遅さに責任を帰す考え方もある。 「アイアンマン」の日本公開は9月。『スピード・レーサー』は7月。この辺のずれが洋画の不発に繋がっているのではないか、と考えれば韓国なみの早い公開を求めるのもいい。ただそれがもし功を奏するのだとすると、日本映画は犠牲になるだろう。日本映画がそのままで、ハリウッド映画が伸びていく、というのは、全体のパイを考えるとなかなか考えづらい。同じ興収を稼ぐのに、日本映画とハリウッド映画と、どちらのほうがいいか、は熟慮すべき問題となりそう。
ただ、公開時期を早くしたところで、宣伝がいま以上に集中投下されるとも思えず、結局状況は変わらないのではないか、と個人的には思います。たいへんになるだけだから、あんまり余計なことはしないほうがいいと思うよ。