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文化通信速報12/1 掲載 映画業界最前線は「相次ぐシネコン閉館の現実と噂に感じ入る/そろそろ打ち止めを考えたらどうだろうか」
来年2月で閉館らしいというシネコンに関して
何でも、そのシネコンは、国内最低成績ランクの売上だという話もあり、何故その場所に出たのか、今更ながらに不思議な気がする。そもそも、勝算はあったのか。これは、結果論ではない。場当たり的な感じがしたのは、私だけではないだろう。
で、話をこう締める。シネコン会社の売上減により、親会社の経営状況まで悪影響を及ぼすようなこともひんぱんになってきた。
うーん。勝算のないシネコンを出すな、というのはそうだが、まぁそりゃ会社の話であって、大きなお世話である。この手の話の問題は、言っていることは正しいけど、そりゃ会社のなかでする話であって、外側でいう話じゃあない。そして消費者や社会のためには、健全な競争が必要であり、こうしたカルテルはそれを阻害する。業界関係者は、誰もが密かに思っているだろう。そろそろ、打ち止めにしたらどうだろうか、シネコンのオープンは、と。会社それぞれの事情があるのはわかる。減少し続ける既存シネコンの売上を、補てんする必要に迫られることもあろう。しかし、シネコンが増えても、全体の映画人口が増加していないのは、周知の事実だ。シネコン同士で食い合いをやっている現状では、必ずやどこかで無理が出てくる。
映画人口を増やそうとしてシネコンを作ったわけではないだろう。そこにあるパイを狙った結果で、映画人口が増えるのはおまけである。旧態依然の映画館が退場し、シネコンに置き換わった。同じことが今後起こって当然であり、シネコンの進化形が出てくれば、ごっそり持っていくこともあるだろう。それは映画業界全体にとっては特にプラスではないが、消費者や社会全体にとってはおそらく歓迎する事態である。歓迎してなきゃ客が入らないだけなので、客が入るんならそれは歓迎されているのだ。たくさんのシネコンでパイを分け合う状態というのは要するにどのシネコンも魅力薄で決め手にかけるということである。そこに凄い魅力的な美人が出てくりゃごっそりパイをかっさらっていくだろう。業界が目指すのは、そこだろうが、おそらくそうしたものは、業界の中ではなく外から出てくる。ただ、業界全体が魅力がなければ、外からもやってこない。業界全体に旨みがあるなら、中のひとは外からの新勢力をシャットアウトして既得権益を守ろうとするだろう。
業界全体の市場規模なんて、普通はどうでもいい話だ。その業界全体で甘い汁を吸っているひとは別とすれば、衰退産業でもそれで十二分に儲けられるポジションにいるならそれでいい。全体をなんとか、というのは、業界トップで自社もシュリンクしていくようであれば考えるだろうが、それは結局自社がなんとかして立ち直れば業界全体も回復する、というレベルの話、業界全体を考えてというよりも自社のことを考えてのことだろう。そしてそれが正しい形である。
なので、評論家とか業界紙とかブロガーとか、外側にぶら下がっている人間が、偉そうになんかいったところでしょうがない。勿論アドバイスするのは構わないし勝手なわけだけれども、上の話は、じゃあ、プロ野球がペナントレースを最後まで面白くするためにみな五分五分で10月までいけるよう調整していきましょうね、なんて八百長をやりますか、みたいなのと大差がない。
いや、趣旨は、足らなくなったからって作ればいいってもんじゃないでしょ、って話であるのはわかる。税金が足りないから税金をあげますね、って話が、ふざけるなってのと同じだ。根本的な解決をまず図れ、と。ただ、サイト数を多くおさえれば支配力が増すというのは事実である。映画館興行を諦めたほうがいい会社があり、その会社が全部スクラップして会社を数社に絞ったほうが適正規模の市場なのかもしれない。が、そんなの当事者にとっては大きなお世話だよなぁ。ダメなのがわかっているけど延命措置って会社は世の中には多い。でも、 早く死んじゃえよ、 ってわけにはいかんでしょ。 キミとキミが死んだら、 ちょうどいい規模になるんだけどね、 っていうのは、まぁ外野でいうのは ありだけど、実効力もたないよね。 あったら怖いし。
マクロの話は考えることができても誰も実行はできないのよ。そこが、学者だの評論家だのが役立たずであるゆえん。
というわけで、間違い探し。一箇所だけマクロがマグロになってたりするのだった。
いや、「全てはマグロのためだった」っての読んだばかりだったんで。
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Boichi作品集HOTEL (モーニングKC)
あ、作品は、並です。