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ワーナー・マイカル・シネマズ 最新情報
2008年の映画業界を振り返ると、“邦画の圧勝”と言えるだろう。 ランキングを見て目につくのは、邦画の好調ぶり。2008年の邦画は、洋画に一歩及ばなかった2007年とは打って変わり、年間興行収入トップ10のうち、7本を占めるという快挙を遂げた。これは「邦画バブル」と言われた2006年を超える結果だ。
2008年度興収ベスト10 12/15現在(推計概算)
1 崖の上のポニョ※1 東宝 2008/7/19 154億円
2 花より男子ファイナル 東宝 2008/6/28 77.5億円
3 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 パラマウント 2008/6/21 57.1億円
4 容疑者Xの献身※1 東宝 2008/10/4 50億円
5 レッドクリフ PartI※1 東宝東和/ エイベックス 2008/11/1 48億円
5 劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド& パール ギラティナと氷空の花束シェイミ 東宝 2008/7/19 48億円
7 相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン 東映 2008/5/1 44.3億円
8 アイ・アム・レジェンド ワーナー 2007/12/14 43.1億円
9 ザ・マジックアワー 東宝 2008/6/7 39.2億円
10 20世紀少年 東宝 2008/8/30 39億円
(※1)公開中につき見込み (興行通信社調べ)
2008年度邦画興収ベスト10 12/15現在(推計概算)
1 崖の上のポニョ※1 東宝 2008/7/19 154億円
2 花より男子ファイナル 東宝 2008/6/28 77.5億円
3 容疑者Xの献身※1 東宝 2008/10/4 50億円
4 劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド& パール ギラティナと氷空の花束シェイミ 東宝 2008/7/19 48億円
5 相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン 東映 2008/5/1 44.3億円
6 ザ・マジックアワー 東宝 2008/6/7 39.2億円
7 20世紀少年 東宝 2008/8/30 39億円
8 ドラえもん のび太と緑の巨人伝 東宝 2008/3/8 33.7億円
9 マリと子犬の物語 東宝 2007/12/8 31.8億円
10 L change the World ワーナー 2008/2/9 31億円
(※1)公開中につき見込み (興行通信社調べ)
話は洋画の不調ということになり、2008年度洋画興収ベスト10 12/15現在(推計概算)
1 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 パラマウント 2008/6/21 57.1億円
2 レッドクリフ PartI※1 東宝東和/ エイベックス 2008/11/1 48億円
3 アイ・アム・レジェンド ワーナー 2007/12/14 43.1億円
4 ライラの冒険 黄金の羅針盤 GAGA/松竹 2008/3/1 37.4億円
5 ハンコック ソニー 2008/8/30 31億円
6 ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 ディズニー 2008/5/21 30億円
7 魔法にかけられて ディズニー 2008/3/14 29.1億円
8 ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記 ディズニー 2007/12/21 25.8億円
9 ウォンテッド 東宝東和 2008/9/20 25億円
10 アース GAGA 2008/1/12 24億円
(※1)公開中につき見込み (興行通信社調べ)
というまとめになる。興行収入100億円を超える、あるいは100億円に手が届くという作品がまったくないと言う事態は、洋画ではかなり異例だ。
というのは正直映画興行というものが末期的であることを示してもいる。このような低迷ぶりの背景には、興行の目玉と呼べる作品がほとんどなかったことが挙げられる。これまで順調な興行成績を保っていた『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『スパイダーマン』のような人気シリーズものが少なく、安定感ある作品がなかったことが分かる。
まぁ100億円規模のヒットがなかったのは前者に尽きる。後者は、あのネタはありえん、という内容がマイナスに働いた部分はあるのではないか。 さらに問題は、アメリカでのヒット作が日本で期待ほど当たらないこと。期待されていた『ハリーポッター』シリーズも2009年に公開がずれ込み、唯一の頼みの綱であった『インディ・ジョーンズ』も、154億円を稼ぎ出した『崖の上のポニョ』と公開時期が重なり、思ったほどの結果を残せなかった。そのため、今年の洋画界にとってはかなり厳しい年となった。
観れば面白いのだけれど、知名度というか下地がない。見に行く理由がないのだ。アメリカでは男性かティーンが支えた興行だとすれば、日本では映画を見に行かない男性、この手の映画に興味を持たないティーン、という状況はいかんともしがたい。デートに使えない映画ということで、この層にアピールする要素がないのだろう。でもこれ以上に問題は、アメリカもようやく女性向けの映画がヒットするようになってきたが、そうした作品が日本の女性にはいまいち受けないということのほうかもしれない。日本の興行を支えている女性層にマッチングしないアメリカ産の女性向け映画、という状況はかなり悲劇的である。米国で異例の大ヒットとなった『ダークナイト』や『アイアンマン』といった作品が、日本ではランキング外となっている点も大きい。
特に『ダークナイト』は、米国の歴代興行収入1位の『タイタニック』に迫る人気を誇り、5億240万ドル(約500億円)を超える興行収入を記録している。それだけに、日本でのランク外は意外といえる。
アメコミ作品の人気が米国に比べると低い傾向は見られるが、興行成績にここまで差のつく事態が来年も続くようならば、配給会社は作品の買い付けに困惑して、洋画業界はいっそう混乱するだろう。
さて2009年であるが、記事は楽観的な見通しを示す。まぁそういう締め方のほうが悲観的なものよりも良いとは思うのだが・・・
・・・アカデミーは例年以上の不作の可能性大。『007』は面白そうだが大ヒットはしないことは明白。いまさら「ダ・ヴィンチ・コード」でもなかろう、時代の移り変わりは早い。もう一作は、世紀の迷作の可能性が激しく。実際は邦画も洋画なみに落ち着いてバブル崩壊、という結末か。それはちと哀しいですが・・・マイナス要因ばかり目につく洋画だが、来年は年明けから、『007』の最新作やアカデミー賞候補作、ドラゴンボールの実写版『DRAGONBALL EVOLUTION』、「ダ・ヴィンチ・コード」の前の事件を描く『天使と悪魔』といったヒットを見込める作品が公開される。2009年の前半は洋画がリードしそうな気配もある。
2008年の映画業界は“邦画の好調”と“洋画の低迷”にはっきり明暗分かれたが、2009年は洋画の逆襲も考えられる。確実に100億円超えをする宮崎作品がないだけに、拮抗した争いが予想され、来年も映画業界から目が離せない。