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金沢市の「公設民営型」映画館について
2006年06月22日 (木) 22:10 | 編集
「公設民営型」映画館は? (北陸朝日放送の記事)

金沢市の中心部に「公設民営型」の映画館設置を求める 動きについて金沢市の山出保市長は、「採算性を無視できない」として、 慎重な姿勢を示しました。公設民営型の映画館とは行政が整備した 映画館を民間で運営するスタイルで神奈川や群馬で誕生しています。 金沢市内でも映画関係者らが推進委員会を結成し、1万4000人の 署名を市に提出するなど活動を続けています。開かれた金沢市議会の 一般質問ではかなざわ議員会の北篤司議員が「公設民営型」の映画館を 設置する考えがないか市の姿勢を質しました。これに対し山出保市長は 「街中で映画を上映することはにぎわい創出に役立つ。 新しい文化活動として支援していきたい」と答えました。 しかし、行政が映画館を設置することについては 「採算性を無視できない」とし、慎重な姿勢を示しました。(15:16)

このウェブログでいうと「 北陸唯一のミニシアター金沢「シネモンド」ピンチ 」 の続報にあたる。

公設民営型+映画館でググると、一番最初に出てくるのは 「北陸・金沢にコミュニティシネマを! 」 というJANJANの記事。 (ちなみに2番目はここ すなわち、このウェブログの記事。)

イギリスやフランスなど欧州では映画を文化と捉え、 多様な映画文化に触れる場所を全ての人に提供するため、 地方都市に公設民営の映画館が設けられている例も多い。 それが生活に豊かさをもたらし、地方文化の振興、 引いては活性化に必須との考えからだ。

この考え方が正しいのかどうか、 正しいというと色々ややこしくなるので言い換えると 進むべきベストチョイスあるいはベターチョイスであるのか、 地方は活性化すべきなのか、 人口減少に入った国家では過疎地は自然に戻すなど の判断が将来を鑑みたうえでもっとも国益にかなうのではないか、 みたいな話をまずすべきな気もしますが。

金沢市議会のサイトにいくと、 本会議の日程 があり、 質問者一覧表 からさらに飛んでいくと 質問者7  北   篤 司 (かなざわ)で「5 コミュニティーシネマについて」の記述あり。 が、これ以上はわからないので、上記の記事より詳しいところは判明せず。

公設民営という話でいえば、 もてあましている場所があるなら話は別だが、 新たにつくるとか改装費用も自治体持ちでということであるなら、 そんなことは自治体の仕事じゃないんじゃないのと いう人間はいたほうがよいと思う次第。

図書館があるなら映画館があっても、という話がでるなら、 図書館もいらないんじゃないの、という話になってもよかろう 。文化活動も賑わいもよろしいが、 いま自治体はそんな余裕ないんじゃないの? 税収増につながる、というハッピープランは絵に描いた餅で、 いやそれが本当に食べられる餅になるかもしれないが、 無い袖は振れないというのが現状ではないかと。

ただ、金沢は美術館で当てたので、 じゃあ次は・・・みたいな発想はあるのかな、 あるのだろうな、と思うとあながちナシではないと いう気もする。 問題は、金沢市民を向くのか、 石川県民を相手にするのか、 それとも観光地として考えるのか、 それも日本だけでなく世界も視野に入れるのか、 いずれにしても、美術館とどう連携するのか、 が肝になる。もしそれが中心にないなら、 見当違いの案なんじゃないんですかね。

コメント
この記事へのコメント
映画館の復活
この問題、「シネモンド」をまったくの民間として、残す方向は考えられないのかな、と思う次第・・・。

東京でも、「シネモンド」のように旧作を中心に上映していて、活した映画館があります。

1つは、早稲田松竹です。早稲田松竹は、いわゆる「松竹」との資本関係は、「松竹」のIR情報をみた限りではないようです。
早稲田松竹は、ほぼ閉館に近い休館状態となりましたが、早稲田大学の学生さんのプロジェクトなどもあり、復活しました。今の経営母体は、いろいろ調べてもわかりませんが、多分、休館時のときの経営母体と同じだと思います。

そして、最近になって、改装工事を行いました。椅子の改装や、ドルビーサウンドが導入されたようです。しかも、座席数も180席→150席に減らしています。
ここまでするくらいですから、経営は悪くないでしょう。

もう1つは新文芸座です。知っている方も多いと思いますが、いったん閉館になったあと、経営母体がかわり、マルハンが経営をしています。土地とともにマルハンに売却し、復活したというわけです。映画館の運営方針は基本、変わっていません。

この2つのケースからわかるのは、いろんな方法でもって、公的機関を通さなくても映画館を残すことは、可能なケースがあるということです。

さて話しを元に戻しますが、折角いいものがある「シネモンド」を残す方策は考えられないのでしょうか?また、その方策も考えられて、でも万事を尽くしても無理ということもあり得ます。その場合、新たな公設の映画館を作りたいとする理由を、税金を投入する以上、市民・県民の方に説明する責任があると思います。

(もし、そのあたりの説明をされていたらすみません。また、東京の復活した2つの映画館ので、共通しているのは、復活前も復活後も自社の土地で経営をしているため、賃借料がないぶん、助かっている側面はあります。)

税金を投入するという意味の重さを、しっかりと持ち続けていただきたいたいです。

詳細なことがわからないので、誤った認識で申し上げていたらお詫びいたします。
2006/07/03(月) 02:16 | URL | 以前にもコメントした者です #-[編集]
シネモンドだけでは上映に限界があるので増やしたいという発想と、容れ物自体を公設してくれれば安心して経営できるということがあるようで、

「必要なのはスクリーン数ではなく、上映される映画の種類の豊富さであり、映画上映の多様性の確保、地域格差をなくすことだとするコミュニティシネマの本質」
http://www.kanazawa-comcine.com/signature/index.html
ということのようです。

市の回答は
「まちなかの公共施設での映画上映が可能であることや、民間によるシネコン計画も進められていることから、公設民営の映画館を市で設けることについては、難しい現状にある」
であり、質問側からみればはぐらかされた感があるのかもしれませんが、流れとしてはまっとうに見えます。

大作以外をかけろ、というのは、スクリーンの何割を自国映画に、みたいな話に近く、製作国で縛るならまだ簡単だがどう明文化すればよいか難しいことを求めている。これをルールにしましょうと頑張るところが、ルール大好き、いろいろ細かく作りたがる日本人らしい?

個人的には、公設を求めるよりも、税金減免や土地建物の案内を求めるほうが、リスクをまだとる分納得いくのですが。金沢のこの話は、どこかで話がねじれている気がしています。ま、市民ではないので、究極にはどうでもよいのですが・・・

市民のなかの反対派や慎重派、懐疑派のかたがたの意見のほうが見たいですね。賛同コメントなどよりも、本質が見えてくると思いますので。







2006/07/03(月) 10:24 | URL | happysad #-[編集]
何故、公設を求めるのか?
この運動の賛同コメントを、ずらりと読みましたが、「公設」を求める声はほとんどありません。
賛同する方のホンネは、おそらく「シネモンド」の存続ではないでしょうか。

賛同コメントの中にも、「上映作品に縛りがかかるおそれがあるが、仕方がなく賛同する」といった声もありました。

私も、市の回答はまっとうだと思いますし、何か、どこかで話しがこじれているという印象はもっています。
そして、何故、公設を求める方向性になるのかhが、よくわかりません。

金沢の話は、いったん、私としては打ち止めとします。
ただ、地方だからこうしたことが起こるわではなく、都市部でも、自治体がコンサートホールを作って、運営は自治体の外郭団体に任せているケースもあり、採算はどうなっているの?と思っているところです・・・。


2006/07/03(月) 22:09 | URL | 以前にもコメントした者です #-[編集]
志は立派ですが、官にコスト感覚のないこと、
それ以上にお上に任せるという民の丸投げ体質、
これがあるかぎりなかなか巧く回らないかと。

組織や仕組みは作り上げたときが往々にしてピークとなりがちで、
作ったら終わりではなくメンテナンスが大事なのですが。

だから、面倒な仕組みはその確立に労力を費やしてしまい、
仕組みが完成すると仕事を終えた気になる、という点で問題だと思っています。
なので、実現に時間のかかることよりも、たやすく実現可能な方向に舵を切るべき
だろうと。

他人の懐や他人の実行力をアテにするくらいなら、
自分で資金を増やして自分でリスクを背負ってやる。
そうすれば文句も出づらいし出たとしても無視できる。

リスクを追う人間が不在になる仕組みは、
社会主義国家日本ではそれが妥当とされていましたけれども、
それは右肩上がりの成長が約束されていた時代のシステムですので、
卒業しなければいけない場面が来ているのではないかと。

2006/07/05(水) 10:06 | URL | happysad #-[編集]
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